活動理念
わたしたちは、障がいのある方や高齢期にある方が、おひとりでは、その意思を決めることに困難がある、日々のくらしに支障が生じているなどの場合に、ご本人が必要としている支援をチームで行う団体です。
これまで障がいのある方たちと、福祉、医療、法律等のそれぞれの立場でかかわり、経験を積んできた専門職、研究者らが、ひとつのチームとして連携します。
そして、NPO法人として、成年後見制度の担い手となることなどによって、本人や支援者が孤立しないかかわりを目指します。
わたしたちは、次の点については、制度の変革を見通した活動を行います。
成年後見制度は、障害者権利条約との関係で、代行決定が許容される制度であるなどの総括所見を得ています。
国(立法府)は、これらの総括所見に真摯に向き合い制度の代替を考えなくてはなりません。
同時に、障がいのある方や高齢期にある方が、いままでとは違う生活圏で、ライフスタイルを選び暮らしてゆくとき、ご本人の側にたち、本人主体の発信ができる存在として成年後見制度の活用を必要とされる方がおられます。
この制度は、これからの時代に合った一層、洗練されたものに変わる必要があります。
わたしたちは、将来異なる制度になっても対応してゆけるよう、しっかりとした軸をもって取り組みます。
今後の議論の展開に着目し、ご当事者が日常生活で直面されるさまざまな課題と向き合う覚悟です。